====== ワークスペースで作業 ====== ワークスペースは、情報の構成とユーザーのアクセス権を制御のための強力で柔軟なFeng Officeの概念です。言い替えれば、ワークスペースは誰でも簡単に理解できるとは限りません。ですからこの機能の使い方をよく理解してください。 ===== ワークスペース入門 ===== 基本的にFeng Officeですべての情報は//ワークスペース//に整理されます。他の共同作業のソフトウェアには情報を整理するために//プロジェクト//や//フォルダー//があります。ワークスペースは似ていますが、同じではありません。以下はワークスペースについての事実です: * ワークスペースは使用されたことのある分類体型のクライアント、プロジェクト、他のどのようなオブジェクトでも表現できます。ワークスペースは一般的な概念で、単に名前だけがその意味を持ちます。 * ワークスペースは、他のワークスペースを含めることができます。言い替えると、ワークスペースは10段まで階層構造にできます。((http://forums.opengoo.org/index.php?topic=258.msg1099#msg1099)) (けれども注意してください: 多量のワークスペースや複雑な構造は、情報を誤ったワークスペースに置く可能性を生み、意図したユーザーには見えないばかりか、不正なユーザーにアクセスさせてしまう結果になりかねません。) * ワークスペースは、その内部だけではなく、そのワークスペースのすべてのサブワークスペースも見える点でフォルダーと異なっています。これはワークスペースがフォルダーよりもフィルターの様だという理由です。 * Feng Officeではワークスペースをアクセス権限の制御に使用します。ユーザーにあるワークスペースで作業する権限を付与して、他のワークスペースを完全に隠すことができます。さらに詳細なアクセス権限のパラメーター(より詳細は[[User rights|ユーザー権限を理解する]]のページに記述)があります。 ===== ワークスペースの選択 ===== ワークスペースを選択するには、左のサイトバーを開いてワークスペースをクリックするのがもっともはっきりした方法です。左のサイドバーを非表示にしていない限り、これがもっとも良い方法です。 {{:workspaces_sidebar.jpg|}} 左のサイドバーを非表示にしている場合は、2つの方法があります: 1. サイドバーの矢印ボタンの//下の//どこかをクリックしてください。一時的に左のサイドバーを表示します。そしてマウスポインターをサイドバーの外に移動するとすぐに、自動的に非表示に戻ります。 2. マウスを画面の左上のワークスペースのタイトルの上に移動します。現在のワークスペースの直下のワークスペースすべてをスライダーで表示します。 {{:workspaces_slider.jpg|}} ワークスペースの最上位の階層(''すべて'')以外では、現在のワークスペースのパスが表示されます。これをワークスペースのパン屑リストと呼びます。 {{:workspace_breadcrumb.jpg|}} ワークスペースのパン屑リストは従来のパン屑ナビゲーションとたいへんよく似ていて、パスの途中のワークスペースをクリックして直接選択できます。 ===== ダッシュボードのワークスペースに関する情報===== ダッシュボード(''概要''のタブ)には現在のワークスペースの名前(この例では''Client A'')だけではなく、通常はワークスペースの説明も表示します。 {{:workspace_overview.jpg|}} ===== リスト表示のワークスペースに関する情報 ===== リスト表示はワークスペースの題名は表示しません。しかし、リストの各項目は所属しているワークスペース名を(各行の右に、ワークスペースのそれぞれの色で)表示します。 {{:weblinks_list.jpg|}} ===== ワークスペースの編集 ===== [[workspace properties|ワークスペースの属性]]を編集する2つの方法があります。もっとも一般的な方法は、左のサイドバーでワークスペースを選択して、属性のアイコン{{:properties_icon.jpg|}}をクリックします: {{:workspace_edit.jpg|}} 管理者の場合は、管理パネルに移動して行えます。そこではインストールしたFeng Officeのすべてのワークスペースの階層的なリスト表示されて、どのワークスペースの編集や削除ができます: {{:workspaces_list_hierarchical.png|}} ===== ワークスペースの移動 ===== ワークスペースは階層的で、各ワークスペースには''親のワークスペース''があります。この設定を変更してワークスペースを他の階層に移動できます。ワークスペースを移動するとFeng Officeは''親のワークスペースからすべてのアクセス権限を引き継ぎますか?''と確認を求めてきます。''了承''をクリックすると新しい親のワークスペースのアクセス権限を引き継ぎます。もしくは、ワークスペースの既存のアクセス権限だけに保つには''取り消し''をクリックします。 ===== ワークスペースの削除 ===== ワークスペースは''ワークスペースの編集''の画面(そのワークスペースだけを削除できます)か、(管理者であれば)管理パネルの''ワークスペース''の部分の、いずれかで削除できます。 ===== 個人のワークスペース ===== Feng Officeは各ユーザーに個人のワークスペースを自動的に作成します。初期設定を変更しない限り、このワークスペースは所有者だけに表示されます。 ===== オブジェクトのワークスペースへの割り当て ===== 最初に、Feng Officeではすべての情報はワークスペースに割り当てられていると説明しました。しかし、繰り返しますがワークスペースはフォルダーほど単純でありません。ほとんどの種類の情報は複数のワークスペースに所属できますが、ごくわずかの情報だけは同時に1つのワークスペースにだけ割り当てできます。 ==== 一つのワークスペースに属するオブジェクト ==== 一つのワークスペースに属するオブジェクトを編集すると、最初に現在のワークスペース(例では''msauter_personal'')が表示します: {{:single_workspace_objects1.jpg|}} 現在のワークスペースをクリックするとワークスペースのツリーが表示され、そこから他のワークスペースを(1つだけ)選択できます。 {{:single_workspace_objects2.jpg|}} 以下のオブジェクトは、一つのワークスペースだけに属するオブジェクトです。: * [[Tasks|マイルストーン]] * [[Tasks|タスク]] ==== 複数のワークスペースに所属できるオブジェクト ==== 複数のワークスペースに所属できるオブジェクトを編集すると、左のサイドバーに(フィルターのオプションも含めて)たいへんよく似たワークスペースのツリーを表示しますが、各ワークスペースの前にチェックボックスがあります。これでオブジェクトを好きなだけ多くのワークスペースに割り当てできます。 {{:multiple_workspace_objects.jpg|}} 以下のオブジェクトは、複数のワークスペースに所属できるオブジェクトです。 * [[Notes|ノート]] * [[Contacts|連絡先]] (役割のテキスト欄も含みます) * [[Contacts|顧客組織]] * [[Documents|ドキュメント]] * [[E-Mails|電子メール]] ((Feng Office 1.2以降)) * [[Calendar|イベント]] ((Feng Office 1.5以降)) * [[Tasks|タスクのテンプレート]] * [[Web links|ウェブリンク]] ((Feng Office 1.5以降)) ==== デフォルトのワークスペース ==== 明示的に変更しない限り、オブジェクトはデフォルトで現在のワークスペースに割り当てられます。ワークスペースを''すべて''にしていると、新しいオブジェクトはデフォルトで個人のワークスペースに割り当てられます。 ===== ゴミ箱のワークスペース ===== The [[trash|ゴミ箱]]は削除(より正確にはゴミ箱に移動)したオブジェクトを含む、特別なワークスペースです。